わをん

かわいい顔して・・・
ほほお、音楽ものか、と『完結ピックアップ』で目に留めた本作。 ちょいと読んでやろうじゃないか、と謎の上から目線で最初のページをクリックして、たじろいだ。 イマドキじゃないか。ページに♡が飛んでいる。しかも学園、しかも部活もの。 何十年前やねん。おばちゃん、あかんかもしれん、とめげそうになりつつ、とりあえず音楽が出てくるまではと頑張っているうちに、止まらなくなった。 『イマドキ』のなかにいろんなものが詰まっている。いろんな『好き』が詰まっている。 彼の彼女に対する(かなりめんどくさい)『好き』。 音楽が好きだからこそ、否定された反動で逃避に走る矛盾した心理。 父、そして兄への、理解し、理解されていることを前提での『嫌い』。 そんな複雑な感情も、豊富なボキャブラリーを無理なく使いこなして、リズム感たっぷりの文章で綴っている。 個性的な登場人物のキャラは明確至極。時には辛辣な言葉も、ああ、こいつだったら言いそうだ、と納得してしまう。会話のテンポは通常アレグロ、ところによりグラーヴェで、心地いい。 なんと最後にはクイズまで用意されてて、至れり尽くせり。 つまり、ぱっと見、イマドキページのかわいい顔してババババーン、といろいろと詰め込まれているのですよ。 そうでなかったら、おばちゃん、30万字も読まへんって。 あ、でも、おばちゃんがこんな若い子の小説読むなんて、ここに参加してなかったらありえない。 『エブリスタ』様に、感謝。
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素敵なレビューをありがとうございます!本編よりもレビューが素晴らしすぎて恐縮です。 伝えたかったことが、めちゃくちゃ伝わってる〜✨ 連載中は詰め込みすぎても、なんとかまとめたい!!と頑張っていたので、褒めちぎってもらえて(?)とても嬉しいです。 そして、クイズの正解、おめでとうございます✨正解者はまだ一人です〜😊 あ、でも、私、若くない…笑😂 一児の母です。結構、思い出で書きました。笑 最後までお読みいただき、本当にありがとうございました。
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