戸川桜良

書籍化されたら真っ先に買いたい一冊
時代物はあまりなじみがなかったのですが、いよいよお潤の仕事が始まると、ページをめくる手が止まりませんでした。 登場人物一人ひとりの個性や過去がしっかりと作りこんであり、戦いの描写、心理描写、事件の真相やそこへいたっていく経緯が見事にえがかれていて、とても読みごたえがあります。 お潤も、ただ凄腕の盗人なのではなく、娘らしさがあり、けれど媚びたところがないところが、人としてとても魅力的です。 続編もあるとのこと、読むのが楽しみです。 時代物はじめてという方にお勧めの一作です。
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感想コメントをありがとうございます。 過分のお褒めのお言葉、心にしみます。 お潤はもともと「凛の風」の続編で凛之介とバディを組ませていた、いわばゲストキャラクターでした。 相互フォロワーのinuhikoさんが気に入ってくださって、主人公にすえる腹案が生まれました。 江戸時代もおよそ300年と長いので、テレビで取り上げられる江戸の風物(文化文政から幕末)と寛永のころ(江戸初期)は風俗、地理が全然ちがいます。 どうしてこんな史料が少ない寛永期を選んでしまったのか、と書きながら楽しいながらも頭をかかえてしまいました。 戸川さんの鎌倉時代に取材したお作も楽しく拝読しております。わたしも戸川さんに一歩
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そのような背景の作品だったのですね。「凛の風」、ぜひ拝読させていただきます。 それにしても、ゲストキャラクターだったとは思えないほどのお潤の完成度に脱帽です。 歴史物を書く者としては、私はまだまだ時代考証にあらが多く、専門的に書いていらっしゃる渡瀬さまには遠く及びません。 これからも、渡瀬さまの作品から学んでいきたいと思います😌
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