内田江子

はじめまして、こんにちは。内田です。 今日は完全なるつぶやきです。 先日、本当に久しぶりに実店舗でBL小説を買いました。そもそも小説自体、新規開拓するお金も時間も気力も体力もないんで昔からの馴染みが新しく発刊した時のみ買う程度なんですが。ふと立ち寄った本屋で榎田尤利さんの『犬ほど素敵な商売はない』(角川文庫)が平積みになってたので思わず手が伸びました。 榎田さんはとても好きな作家さんです。と言いたいところですが持っているのは処女作の『魚住くんシリーズ』だけ。これはめちゃくちゃ好きなシリーズです。 ここが好きすぎたのと、その後ちょうどBLを読まない時期が重なって結局手付かずで置いたままになっていました。それが図らずも新装版でしょうか。新刊コーナーに並んでいたので思わずお迎えです。 一ページ目を開いて、「すてき」と胸がときめきました。安定感のある文章が素敵。キャラクター造形が素敵。先へ先へと読み進めたくなる構成が素敵。 そこでそっと本を閉じました。これは急いで読んでは勿体ない。もっとじっくり楽しまなくては。ということで私の中の腐女子が久しぶりにご満悦です。 ところで、さる昔。まだネット通販が今ほどインフラ化していなかった頃。本屋でBL小説を買うのが嫌いでした。 心境としてはエッチな本を買う男子高校生みたいなもので(あながち間違っていない)。恥を忍んでレジまで持って行ったものです。 あれから幾星霜、すっかり面の皮の厚くなった 貴腐人は平然とした顔でBL本をレジ台に置きました(別に恥ずかしい表紙でもなかったので)。しかしここで熟練の店員さんが笑顔で気を遣って下さいました。 「こちらカバーかけますよね」 掛けましょうか、ではなく掛けますよね。そして何故かびっくりするくらいの笑顔。何度かレジを打って貰った事のある人ですが、そんな顔をされたのは初めてです。同好の士の方でしょうか。 ええ、まあ、はい。掛けていただけると助かりますが。久しぶりにエロ本を買う男子高校生の気持ちを思い出しました。 そんな思いをして手に入れた本なのでゆっくりと満喫しようと思います。読後テンションが上がっていればレビューなどさせていただくかもしれません。その際お付き合い下さると嬉しいです。
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すごく偶然なのですが、私もつい最近榎田先生の『永遠の昨日』(角川文庫)を読んだところで、思わず「アッ?!」となりました。先生昨年でデビュー20年だそうです。す、すごい……!
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わぁ、なかなか素敵な偶然ですね!『永遠の昨日』も気になってました。面白かったですか? 二十年物を書き続けるって凄いですよね。プロの方のエネルギーってどうなってるんでしょう。アマ未満には想像を絶する世界です。
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