遊野煌

好きになることに理由はないということ。
涙なしでは読めませんでした。途中、自身に重なるような場面もあり、時間をかけながら、心を落ち着かせながら、読ませて頂きました。切なくて、苦しくて、でも心に寄り添う、未来を感じられる物語でした。 秘密は、人が人である故に、誰もが持っているモノで、登場人物それぞれの秘密が、複雑に絡み合いますが、愛する女性への想いだけは一途でした。 愛のカタチはそれぞれ。側にいるだけでもなければ、目に見えるモノだけでもない。 離れていても、会えなくても、愛する思いは、愛した思いは、きっと色褪せることはなく、いつも心の中の端っこに、そっとあるのだと思います。 好きになることに理由はなくて、ただ心が求めるだけ。 私は最後まで凉派でした。 自分勝手で傲慢で、でも変わらない想いを持ち続ける一途さも持ち合わせていて、私の忘れられない人を思い出しました。 本当に心にすっと寄り添って、大丈夫だよ、といってくれるような物語を有難うございました。
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遊野様🙇‍♀️ とても素敵な感想をありがとうございます🙇‍♀️ 作者の私も、最後まで自分が好きになってしまうのは凉だなぁと思いながらこのお話を書きました。 なんでもできて、頭が良い凉なのに、人として欠けている人間性や身勝手さが、不完全で未熟で人間らしく好きでした。 (翔ちゃんと比べ物にならないくらいに、本当に悪いヤツであった事は確かですが) 最後に田舎の総合病院で、猫を助けようとして溺れた男の子に微笑みかけた凉が、10数年かけて人として大切なものを培ってくれたんだなと、読者の方に思ってくださったのなら幸せだなぁと思ってラストシーンを書きました。 恋愛が上手くいかず、傷ついて別れる結果に
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