不思議で優しい“歴史の中の猫”との対話。
 歴史の中の人物について感想を述べることは恐らく不思議なことでもないのでしょう。しかし、本当のところは只の先入観でしかない……それを理解させられる作品でした。  人間という存在の歴史は長く、そして悲喜交交なのは偉人でもそうでなくても同じ。もしその歴史を傍で共に過ごした猫が居たならば……この物語の様に不思議な力で訂正したくなるのかもしれませんね。  猫達との会話とラストの演出がとても心に残る作品でした。良作です。  

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