はるるん

人物たちが皆人間臭く皆愛おしい
完結の文字を見て、しばらく何も考えられない程、この作品世界に深く入り込み未だ抜けられません。 イヤ、抜けたくありません😭 菜奈さんの全てを注いで描き切ったこの大作の残像が、頭に心に残って消えないのです。 久しぶりに魂を持って行かれる小説を読み切って、腑抜けになってしまった様。 そう「小説」を読んだんです。 小洒落たライトなものではなく、重厚感あるどっしりとした小説を読んだ時の放心状態です。 茉衣子や貴介はもちろんの事、周りの人物たちの掘り下げ方が深い。 特に社長と副社長の描き方がこの作品の 1番の肝で彼らがキーパーソンでした。 この捻れた2人の男の影響を色濃く受け 茉衣子や貴介、妻である千鶴さんや咲子さん、貴紀、凪など他のキャラクターまでより説得力を持って深く描かれ胸に迫りました。 また彼らがどう絡んでいるのか全く予想出来ず途中までミステリーの様でもありました。 まさかこんなに沢山の糸が張り巡らされ 皆んなが繋がっていたなんて、予想だにしませんでした😲 更に一つ一つの糸が解けるたびに、更に繋がって強い縁になってゆく。 ページを捲るたび感動が増幅してゆく。 その度に茉衣子と貴介がより絆を深めて 心を解き寄せ合ってゆく。 読めば読むほどに物語が核心に迫って行き 深くなり、最後に拗れた元凶の男たちへと向けられます。 何と不器用で愛すべき男たちなんだ😭 彼らが必死に隠していた素顔は実はとても愛情深く温かいものでした。 その彼らを支えていた妻たちの逞しさよ。 親の真の姿を知り茉衣子も貴介も少しずつ自己肯定感を取り戻し、逞しくなって行き 親とは違う、自分達らしい生き方を模索して行きます。 想いは声に出さねば伝わらない。 名言です。 そして生き方に正解も不正解もない。 毎日は飛沫の如く消えてしまうけど 自分達なりに生き続ければ道は続いてゆく。そんな風に思いました。 菜奈さんが後書に書かれたように 幸せはある程度自分勝手でいい。 これは拗らせた父達への言葉でもありますよね? 皆んな臆病で愛おしい人達でしたね。 貴介と茉衣子を取り巻くファミリーヒストリー。 今度は赤介👶がバトンを繋いでゆくのですね。 いつか、赤介👶のストーリーも 読んでみたいなあと思います🥺 それでは、番外編楽しみにしております(o^^o) 長文失礼致しました🙇‍♀️
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はるるんさま* 長く重い話に最後までお付き合いくださり、楽しんでくださり、こんなに素敵なレビューを書いてくださり、本当に本当にありがとうございます。 はるるんさんのレビューを何度も読み返し、「ちゃんと伝わったんだなあ…」とほっとしつつ涙しつつ、心地のいい疲労感に包まれています。 ファミリーヒストリー。 泡沫を書き終えた今、この作品はまさにそうだったのではないかなと思います。 主人公はもちろん茉以子と貴介なのですが、このふたりを取り巻く癖だらけ秘密だらけの不気味な(笑)家族たち。この人たちの人生の背景をひとつひとつ掘り下げる作業は、苦しい半面とても楽しくやりがいがありました。 複雑かつ登場人
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菜奈さん こんなに丁寧な返信頂けて嬉し泣きしております😭 ゼロからの作品の産みの苦しみは一読者に過ぎない私には とても想像が及びません。 菜奈さんが魂を削って描いた作品を読ませて頂いたお礼は ペコメやレビューでしかお返し出来ません。 それでも少しでもお力になれたのならこれ程嬉しい事はありません☺️ 菜奈さんの作品はペコメの盛り上がりも楽しくて大好きなんです❤️ こちらこそ素敵な作品ありがとうございます😭 こんなに心に染みる壮大なストーリーを描き切った今 どんな景色が見えているでしょうか。 飛沫という作品は間違いなく菜奈さんの代表作となり 世界を広げてくれた作品だと思います。 菜奈さんは男
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