遊野煌

心の奥深くまで突き刺さる物語
エンゼルケア、僕も行ったことがあります。  血色の失われた顔から、命を吹き返したような錯覚を覚え、目を覚ますのではないかと思うほどに穏やかで。死を忘れて、離れたくなくなるほどに生きているかのような鼓動を感じて。 「病人」という描写が、彼の死後に、名前に変わった瞬間、彼女は、人間として、失いかけていた尊厳を取り戻したのではないかと思います。 人間は愚かで弱いし、自分勝手な生きモノだと思います。自分の心の根っこが覆る瞬間を繰り返しながらも、人生の中で、クローバーのように綺麗なモノを得られたのなら、この上ない幸せなのではないでしょうか。 生きるとは、死ぬとは、人間とは、善悪とは、どれも曖昧だからこそ、いつも僕らは試されているのかも知れません。 心の奥底まで突き刺さる物語を有難う御座いました。
1件

この投稿に対するコメントはありません