あなぐらむ

強烈な打撃を与える作品
全体の通底音として強い怒りがあり、それが冒頭の牡蠣殻の破壊からずっと連関して物語が作られているのが巧みだと思いました。 やはり、より強く男性性を出す者が怒りの対象になっている気がします。 途中で物語のどんどん返しが起こるのを、前半に細かく散らしてあるのも構成が上手いと思います。 何となく桐野夏生の小説のような感じで読みました。 自分には到底書けない種類のお話だな、と今回も強く思いました。
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あなぐらむさん、ご感想ありがとうございます✨💕 プロの書評を読んでいる感覚でありがたく読ませていただきました。 言葉の一つ一つに力があり、すごく身が引き締まる思いです。 男性性を強く出す人は、難しいですが、好き嫌いが分かれますね。 あなぐらむさんのように紳士的で優しい方も男性性が強いと思いますし、『変質』〜『葬送不悔』にでてくる悪役のような人も男性性が強いと思いますし、単純には切り分けられない部分が私の中にはあります。 基本的に攻撃的な人が好きではないのでしょうね。 人を負かしてやろうという人は、確かに嫌悪の対象だと思います。 小説については、本当に魔法のような素敵なお言葉をいただき、舞い
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