西 東

競争心。
『雨音をポケットに入れて』と繋がっているんだ、そう思うと同時に急に変わった彼……蓮見君の理由も垣間見れて楽しみました。 姉妹の間にある女の部分での競争部分と、やはり姉としての妹からしてみれば頼られる部分がリアルです。 思春期の大人に近づこうと背伸びし、異性へ持つ感情の特別さや鮮烈さを花火しながら書き出されているシーンが良いですね。 恋愛ジャンルですけれど、人として成長する部分もあってヒューマンドラマでもあるなと感じました。 前作での人間関係も知っている一読者としては、陰に隠れている別の恋愛感情の事も思い出されて因り切なくなります。 優しさが時に残酷さをあわせ持つ様に、姉妹の仲にある良さと悪さが綺麗に表現されていて、そこに母親の一言が加わり、最後は微笑ましくなりました。
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レビューありがとうございます。 本当は別の話を書こうかなと思っていたんですが、蓮見くんの三日間は何があったんだろうと考えていたらイメージが膨らんできたので書いてみました。 でも、やっぱり青春ものは難しいですね。思春期の独特な感情を言葉で表現するのが難しくて、うまい言葉が見つからなかったです。 恋愛を煙に喩えるのもあんまりしっくりきてない気がして悩んでいます。 ただ、これを書いてひとつ別の物語を思いついたので、これを書けてよかったのかなとも思いますね。 できるかわからないですけど、ナツイチ小説に挑戦してみようかなと思います。 途中で諦めるかもしれないけど。 西さんの短編も読ませていただきま
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喰ウ寝ルさんへ お早うございます。 コメント有り難うございます。 ナツイチに挑戦されるのですね、見てきたら短編部門もありましたね。出来れば書ききってください。(でも無理し過ぎないで)笑 恋愛を煙に例えるのがしっくりしないのは、煙が出てくることわざ等に良いイメージがないからかもと個人的に思います。火のない所に~とか煙に巻くとか……? 自分のほうが彼氏もいて人気もあるんだと勝ち誇っていた妹から頼られ、自分の行動を考えて出した結論は事情を知らない他人から見たらほめられないかも知れないですが、嘘を重ねて心の空白を大きくするよりもずっと正しいと思います。 こちらの短編も読んで頂き嬉しいです。

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