童子

デジタル・フォレンジック(デジタル鑑識技術) これは電磁的記録の証拠保全、調査・分析を行い、改竄等についての分析・情報収集を行う科学的調査手法・技術の事を指します。 例に上げればメール復旧技術。 PCのゴミ箱を空にしてもファイルは消えません。これは一般的なデジタル機器の場合、OS上でファイルを作成・保存すると、HDDやUSBメモリ等の空き領域(セクタ)に随時データが書き込まれ、それらは全てインデックスと呼ばれる情報で管理され、短時間でファイルを呼び出す事が出来るようになってます。 つまりゴミ箱を空にしてもインデックスが削除されただけであり、本体であるファイルのデータは情報媒体上に存在しています。 削除直後であれば復旧(データリカバリソフトによって)可能であり、記憶媒体内部全てのセクタ内容を検査することが可能。 これらは、その保存領域に他のデータが上書きされない限り残っている。 勿論、物理的に破損した記憶媒体からデータを引き上げる事も可能。 焼けたHDDからもデータ復旧は可能。防犯カメラのHDDから動画ファイルを取り出す事も出来る。 所謂、警視庁の付属機関として情報技術解析、情報技術犯罪対策、科学警察研究所等が存在し、日々技術は進化している。 これ等のサイバーテロの対応をインシデント・レスポンス(ネットワーク環境の不正使用、サービス阻害行為、データ破壊、意図しない情報開示等の行為の対応)と言う。 ネットの遠隔操作等のサイバーテロが流行ってますので、そう言った小説も書いてみたいな……なんて思う今日この頃の昼下がり、暖かい縁側でフィードアウト――

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