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デミルカ様はごりつよ悪役令嬢【コミックス1巻6/7発売】
はーこ
2022/8/13 16:16
デミルカお嬢様はごりつよなだけじゃない!
突然王太子から婚約破棄を持ち出されてしまった公爵令嬢デミルカお嬢様が、ゴリゴリに強いメンタルで破談さえもぶっ潰してゆく。本作はそんな行動派悪役令嬢が奔走するストーリーです。 気弱な王太子マルグレト様から婚約破棄を持ち出されたことで、ライバル的立ち位置にあるメリアナ嬢からものすごくテンプレな嫌味を言われますが、それすらもまったく動じず一蹴してしまうデミルカお嬢様。生来の性格もあるかもしれませんが、公爵として領地を繁栄させている手腕をもつお父様とのやりとりから、この父あってこの娘ありだな、とわかります。 ちょうど漫画化されているシーンにもありますように、婚約問題の一件後、あえてパーティーに出席するメンタル。ただ図太いわけではなく、他の貴族たちに侮られてはならないというプライドがあってこそなんですね。 マルグレト様の心を射止めた相手を突き止めたデミルカお嬢様は、早速行動に。その手段というのが男装して近づくというまさかの方法で、しかも手慣れていることに衝撃を受けました。ですが、こうして変装して度々街の様子を見に行っているとなれば、お屋敷で優雅にオホホとティータイムを楽しんでいるご令嬢とはひと味もふた味も違うことがわかります。 なかなか口を割らないマルグレト様の代わりに、想い人だというアシュリーに近づいて真意を探ろうとするデミルカお嬢様。アシュリーは平民で教養もありませんし、どちらかといえば控えめな性格なので、押しの強いデミルカお嬢様に言いくるめられて王太子を諦めるかと思われましたが……そこまで簡単には行きませんでしたね。というのも、アシュリーと探り探り会って話をしていく中で、貧しい暮らしをしている平民の生活をお嬢様が目の当たりにしてしまったからです。 (続きます)
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はーこ
2022/8/13 16:16
アシュリーは恋敵ですが、同時に王太子妃となって国へ尽くすことを志している自分が守るべき国民のひとりでもある。デミルカお嬢様がそう自覚して、暮らしに不安をかかえるアシュリーたちへパンを届けたり、寄り添う姿勢にジーンときてしまいました。今は生産しなくなった絨毯の注文も斡旋したり、農家を回って小麦の収穫量を調査したり、デミルカお嬢様の行動力は領主として成功をおさめたお父様ゆずりのものなのでしょう。 絨毯の件が一段落するかと思いきや、突然の襲撃。自分の身は自分で守れるようにと剣まで習っていたデミルカお嬢様には、あなたどこまで行っちゃうのと脱帽ですが、その犯人がエルジナ王子という。 この一件で、ちょ
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はーこ
2022/8/13 16:17
そして紆余曲折をへて、婚約問題の決着は、予定通りデミルカお嬢様との結婚をマルグレト様が受け入れることに。終盤でようやくマルグレト様の本心が明かされるのですが、デミルカお嬢様の本心がわからなくて不安だったんですね。お嬢様は恋愛の経験がありませんでしたから、そうしたマルグレト様の気持ちに気づくことができなかった……切ないすれ違いだったんですね。 でもこの騒動があり恋を知ったデミルカお嬢様は、『王太子』ではなく『マルグレト様』との婚約を心から望むようになりました。一見なんでもできるけれど、恋に関しては無知なお嬢様が『成長』した点ですね。 お互いの本心を打ち明けたことで、気後れしていたマルグレト様
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