好きな作品です!
 この方は様々なジャンルの作品を書かれる方で、恋愛の要素を持つ作品でも作品毎にタッチが違う。  どの作品も氏の才能と実力が余すところなく発揮され、深く敬服させられている。  この作品は短い期間、ベランダ越しに手と手だけで触れ合った男女の関係を描いた作品である。  ただそのささやかな関係だけで、これほど誰かを恋することの甘酸っぱさ、ほろ苦さ、感動を感じさせる作品は少ない。余韻の残る結末に、作品としての完成度の高さを感じさせた。  佳作を受賞したということだが、正直佳作で終わったことに不思議さを感じるが、妄コンは完成度の高さや文学性を競うところではないからと納得するしかない。  だが叙情溢れる恋愛小説として読むとき、この作品は心ある人々の大きな賞賛を受けるものと信じてやまない。  私は氏の作品の中で、前作にも共通するが、ささやかな恋愛を、 「人を恋するとは、こんなにすばらしいものだ」 と共感させる作品に、特に大きな魅力を感じている。    
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倉橋様 とてもとても素敵なレビューをいただいて、嬉しいです。゚(゚´ω`゚)゚。 丁寧に読んでくださり、感謝の気持ちでいっぱいです! 何度も読み返しています。 本当にありがとうございます<(_ _)>
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