温泉っていいですね。二人のお風呂シーンにも是非注目してほしい作品。
読了しました。 旅館を舞台にしたお話で、旅一座の峰山さんと旅館で働く保くんの恋が実るまでのストーリーなのですが。 この恋が実るまでがとても丁寧に描かれていて、前半は峰山さんと保くんのお手伝いとその主という関係だったのですが、少しずつ時間を重ねていくにつれて二人の関係が兄弟のようになっていくその過程がとても良かったです。 すぐに恋愛発展なんて猪突猛進な展開ではなく、重ねていく時間を大切に描かれる本作。 保くんが目にする無邪気な峰山さんや、劇に真剣な峰山さん、美しい表現で描かれる優しくも男らしい峰山さん。 そういった何気ない峰山さんの一部を見る度に、あー、素敵すぎる!美しすぎる!と私も峰山さんに惹かれていきました。 好きだと自覚するまでのその間の期間ってとても大事で、ただラブラブさせればいいのではないんですよね。 特にこの作品は、何気ない日常に映る峰山さんという人の一部一部を保くんが見ていく事で、ゆっくりとした歩幅で峰山さんに惹かれていくのです。 その間にある「男同士だからこんな事しても別に変じゃない」という思考から、二人は体の関係にもなっていくのですが、濡れ場シーンもドキドキして「何この二人、最高すぎる…!」と一人で大興奮してました。 劇中の峰山さんの役者能力も美しく儚く描かれていて、こんなの少しずつ惹かれていっちゃうよー!と言わざるを得ないです! いや、本当に劇を見ているようだったのです。 私も保くんと一緒に魅入られてしまって、息を呑むレベルでした。 一度保くんと峰山さんは別れてしまうけど、その間もまた丁寧に保くんの進路に関する話が描かれていて、それだけではなく保くんがちゃんとした友達ができるシーンもあり、恋だけでなく人生に関してもしっかり描写されていました。 恋愛に走りがちにならず、個人の事にもストーリーを展開するって私は凄い事だと思います。 二人の告白シーンや告白するまでの葛藤も無駄がなく、ライバル的存在の茜くんも最初は「性格かなりキツめの子だ…!」と思ってましたが色々な意味で最後は仲良くなって「茜くん、良い子!」の印象に変わりました。 二人が無事恋人同士になって良かったです。 最後の二人の濡れ場シーンは読者の私も一人狂喜乱舞するくらいに熱々甘々で楽しく堪能させて頂きました。 支離滅裂な感想になりましたが、素敵な作品を読ませて頂きありがとうございました!!
1件

この投稿に対するコメントはありません