笹乃

涙のにじむ切なさです。
視点は語り手のルイ。 ルイからは、嫌な感情など微塵も感じず、ただひたすら純粋に圭司を思う言葉ばかり。 仕草から読み取れるルイの心情は、切なさそのもの。 もの言えぬペットは、飼われているだけで、切ないも寂しいも「お留守番」という言葉だけで片付けられてしまいがち。 私もそうですが、帰宅後に「構ってよ〜」ときても、 ──はいはい後で と言っては自分のことに勤しみ寝てしまう…そんなことが多くあります。 勝手な生き物・人間のそばで主を見つめるその瞳は、人間には見られない純粋な眼差しそのものです。 大切にしているつもりでも、届かないものはたくさんあります。 少しでも多くの思いやりを分けていきたいと感じました。 大切な人に対しても通ずることなので、自分発見・自分見直しをしなければなりません。 ルイの尻尾が垂れないライフを目指したいですね✨ 読んでて、泣けました。
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笹乃さん、心のこもったご感想ありがとうございます✨💕 うちには猫がいて、すっかり猫派になった私ですが、それまでは完全な犬派でした。 犬の従順さ、飼い主への愛、傍にいてくれる安心感。 犬は私にとって、理想の動物であったことは確かです。 今は猫の気ままさに翻弄されつつ、自由に見える猫にもしっかり気持ちが届くと知って、犬猫双方の良さが分かり、元から動物が好きなこともあって、たくさんの動物に囲まれたいと思っています。 この作品は、完全に犬になりきって書いていました。 人間から見た犬と、犬から見た飼い主の差異を、優しく切なく紡ぎたいと思って。 人間は本人の交友もあり、なかなか犬だけに愛情を注げま
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