桜井清志

深いお話です。短い中に、いろんなことが詰まってます。
主人公は犯罪者ではあるけれど、根っからの悪人かと言われればそうではない。僕は決して犯罪を肯定はしませんが…なんて難しいことは置いておいて(笑) 読み終わったあと感じたのは、やっぱり人はみんなやさしい部分を持っていて、本質的には善人なんだろうなというあたたかいメッセージでした(^^♪ 自分よりも弱き者、命を大切に扱ってもらえない子どもに心を奪われてしまいましたね。その姿に、かつての自分自身の姿を重ねてしまい。 どういう経緯で泥棒になったのかはわかりませんが、生きていくためということは、たしかなことです。そしてどこかその生き方に、矛盾や否定的な思いを募らせていたのかなって思います。 まだ未来のある小さな命を育てようとしたのは、こんな自分みたいにはなるなよって、願いがあったのではないでしょうか。 母親も、きっと心が不安定になってしまって。人は弱いですからね。どうしたって、自分の気持ちを最優先したくなる時だってある。気持ちと行動が噛み合わなくて、苦しくなって。そんな自分に嫌気がさして、どんどん良くない方向へ加速して。 主人公が本当に盗んだのは、そんな負の連鎖だったのでしょう。 現代社会の抱える問題も交えながら、人間の本質を問いただすような、またそれを教えてくれるような。とても素晴らしいお話でした。 上手く言えませんが、マイナスとマイナスが掛け合って、プラスになった感じ。運命的な出会いに、主人公と子どもと母親、それぞれの未来に光が差した気がします。なので最後の心情は、本当にグッとくるものがありました。 村木さん、今回も妄想コンテストお疲れさまでした♪今回の作品、短い中に、人の心を感じました。 僕は最近、休みが全然ない過酷な日々を送っています(*_*)誰か僕の仕事を盗んでくれないかな…(笑) それでもぼちぼち合間に書いてはいるので、間に合えば投稿します。 多分12月頃まで忙しいので不参加も多いとは思いますが、やる気だけはあるので、前向きにやって行こうと思います(^^) 素敵なお話を、ありがとうございました♪
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桜井さん、感想ありがとうございます♪ 毎回深く読み込まれ、様々な想いを抱いていただきうれしく思っています。 今回のお題は「泥棒」でしたが、桜井さんのおっしゃるとおり、泥棒さんには犯罪にならないような負の感情やそれこそ桜井さんが費やしている山盛りの仕事を少しでも盗って、世の人々のために活躍するような存在になってもらいたいですね。 そんなわけで参加作品は、ひょんなことから赤ん坊の世話をはじめた泥棒の話にしました。ニュースで赤ん坊を置いて遊び歩く母親の育児放棄の話を見るたびに胸が痛む思いでいました。同じアパートに住んでいても普通の人は部屋に入ってまで赤ん坊の様子を見ることはしないでしょう。でも泥棒な
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