ひでもこ

本当に恐ろしい作者である。 短編小説は作者の嗜好や傾向が顕著に出る。だから、いくつかの作品を読めば、その作者がどれ程の実力か。長編を書いたらどんな風になるか。おおよその想像が出来る。 そう思っていたし、実際にほとんどの作者はそうであった。 フジミドリ氏は残念ながら違った。読めば読むほど奥の深さを感じ、方向性を模索するといいつつも、その作品たちからは強い可能性を感じる。 読者の力量に応じて、読み返すことでこんな工夫をしていたのか、というポイントで溢れているあたり、氏にとって作品であり、これが読者への教科書のようにも邪推してしまう。 これから先、どう変化し続けるのか予想もできない。いや、まだ作品の中に私が気が付いていない点が数多くあるに違いない。また自分の読書力を磨いたら、新しい発見をするために再読したいと思います。
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ひでもこさん、味わい深いレビューを、ありがとうございました。お忙しい中を恐縮です。 語ってみようと思います。短編制作の方法についてです。ひでもこさんは、私の活動を高く評価下さり、古い付き合いもあり、置き土産になれば嬉しいです。 多くのプロ作家が使うので、お聞きになったことあるでしょうか。 例えば【窓枠の下で】は、ある短編をテキストに使いました。設定を変え、剽窃の危険を回避する作家は多いですが、私は中心思想を掴む方式なのです。 ふと魔がさす瞬間がありますね。高を括った行動が、予想外に大きな展開をしてしまう。危機状況に陥って人間の本性が現れ、乗り越えたとき、自分が変わる。 私はその短編か
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コメントありがとうございます。 古い付き合い……確かにそうなりますよね。モバゲーからの続きのクリエイターさんはいるにしても、エブリスタの中では古参になってしまったかもしれませんね。 従来、携帯小説とは何か、新しい形は何か……そういったことをずっと意識して、独自性の強いものを、ということに重きを置いて活動してきました。 最近、実験が多くて少し学ぶことから遠ざかったかもしれませんね。 自らのステップアップの良い教えにしたいと思います。
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そうですね♪
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