何か言うとすぐ『パワハラ』と言われてしまう時代。言葉遣いや態度に細心の注意を払っている方も多いかと思います。 しかし……慎重に接しすぎるのも、どうやら考えもののようです。まさかの現象が起きているんだとか。 『誰も叱ってくれない』という理由で離職する若者が増えているんだそうです。職場への不満を調査した結果、『上司が優しすぎる』と感じている人が半数近くもいたんだそうな。 誰も不足してる点を指摘してくれない、ミスをしてもカバーさせてくれない……そのうち、『ここにいたら自分はダメになる』と感じ……退職に至る。こういうルートらしいです。 これから社会に出る学生たちはコロナ渦の世代。大学はほとんどオンライン、サークル活動も経験なし。ほぼ1人で大学生活を送ってきた人ばかりです。 『怒られたことがない』『迷惑を掛けたのかどうか分からない』……こういう悩みを抱える人も少なくないのです。だから優しくされると、かえって不安になる。本当にこれでいいのかな、と。 コロナが様々な活動の場を奪っていきました。その結果、『本気になって自分と向き合ってくれる誰か』と出会わないまま、社会に放り出されたのです。もっと真剣に向き合ってほしいというSOSが、『上司が優しすぎる』という不満になって現れています。 伊藤守氏の『3分間コーチ』という本では、『簡単な進捗確認やアドバイスをされた人間は、その後の動きやすさが劇的に変わる』と紹介しています。頭ごなしに叱ったりせずとも、その人と真剣に向き合うことはできます。 真剣に向き合わないのは優しさではありません。一瞬のお節介こそが、苦しむ若者を救う……と、僕は信じています。
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そうか! そんじゃ俺はこれからも遠慮なく 若者に喝を入れよう。 (パワハラ候補者)
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愛のある叱咤激励ならば、むしろ求められてる……はずです!
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