笹乃

どっぷりハマります。
美玖の抱える不安を、大きな愛で受け止める課長にグラッときました。 純粋な愛を持つ慶くんへの背徳感もきちんとありつつ、抑えていた性質が溢れだすことへの涙がとてもリアルですね。 盲目的な愛は破滅型。その、課長との夜は官能美が冴えてました。 受け止める覚悟のできている課長は、おそらく究極に求められる喜びを得たいのでしょう。 男の『もう一花』は、自信となるチャンスですから、美玖の性質と合致させれば、もう離れられない未来しかないと思いました。 でも、そこがタイトル由来の『性質』なのですね。美玖が抑えていたものは、もっと深くて黒いものだった……。 美玖の人生を狂わせたものが、割って入った土本なのか…慶くんの純愛なのか…課長の寛容愛なのか…。 従兄との歪な想い…これが根本にあったために、『性質』と思い込み幸せから離れて行っていたような気がします。 自分で自分を囚われの身として置くことも、ひとつ生きてる実感でもあったかもしれませんね。 解き放たれたかのように振る舞った自分の最後は、哀愁が残って仕方ありませんでした。 せめて、女の性に抗えていたら…と思いますね。
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笹乃さん、ご感想ありがとうございます✨💕 この『花の性質』は、私の中で短編を確立させた作品で、思い入れが強いんです。 この前にも三つ、四つと短編を書いていましたが、確立できたのはこの作品のおかげですね。 エブリスタを始めて、これは上げておかなきゃいけないと思ったので、紛れ込ませるように上げました(笑) けっこう古い作品なので、まだまだ拙いところもありますが、とりあえず徹底的な推敲をしたので、最近と大差ない仕上がりになっていると思います。 ただ最近は、情念よりも人外を書く傾向にありますが(笑) 主人公の美玖には幸せであってほしかったです。 ただ、ハッピーエンドをぶち壊す運動をしていましたので、現
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『変質』でしょうか。 さらに進化したバドエン? ((((;゚Д゚)))) 人外・擬人化も好きですよ💕 色々考えますが、短編では『貼りとめられた想い』こちらの作品が私は好きですねぇ。騙すだけにとどまらず、幸福感を残していった風船。 タイトルとのマッチ感も最高でした! コメント返信、ありがとうございます✨ 嬉しかったです💕

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