蜂賀三月

居場所というものについて考えさせられた。
この作品を読んで「居場所」というものについて考えさせられました。誰しもが求める居場所。それは安心をするためのもの。だけど、同時にその場所に自身を縛りつけるものにもなるのではないでしょうか。個人的な見解ですが、渚沙が空を泳げたのは、この地球・日本には彼女を縛り付けるものがなかったからのように感じました。彼女には学校生活はもちろん、家庭にも居場所がなかったのかもしれない。それほどまでに彼女を縛り付けるものがない人生のなか、ひたすらに海という居場所を希う日々。強く見える彼女の背景を想像すると、切ない気持ちになります。美しい世界を見せていただきました。素敵な作品を読ませていただき、ありがとうございました。
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蜂賀三月さま、この度は拙作をご覧くださりありがとうございました! 素晴らしいレビューをお寄せいただき、嬉しいと共にとても考えさせられました。居場所とは縛りつけられるもの、それは確かにそうかもしれませんね…居場所があることがいいのか、何者にも縛られないことがいいのか、それは一概には言えないのかもしれないですね。 渚沙の背景については、あえて作中で触れないようにしていました。この物語はあくまで湊の視点であって、彼女から見ればまた別の捉え方になるのかもしれません。そういったところに想いを馳せていただけて、本当に冥利に尽きるなと思いました。 改めまして、素敵な感想をありがとうございました。
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