咲蔵 風人

連鎖する憎悪
「人を呪わば穴二つ」それを見事に体現した上質なホラー作品。 現代社会で手放せなくなったスマホから、ゲームを通じて相手を呪うという発想には、実は本当にどこかに存在しているのではなかろうかと思わせるようなリアリティがありました。また、自分に課した不幸に応じて相手に不幸が降りかかるという展開も、主人公に「ゲームが本当に作用している」と錯覚させる絶妙さがあったと思います。 果たして、香織の思いを無碍にした裕司と、他人を陥れた美夏が辿る末路は――……。この先に訪れる展開にも想像が止まらなくなる、じっとりと後引く余韻が面白い作品です。
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咲蔵さま 作品をお読みいただき、また感想まで書いていただきとても嬉しいです(*'▽') ありがとうございました!
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