咲蔵 風人

王の思惑は、隣国の破綻を望んだためか、それとも……
まさに原作のアナザーストーリーに相応しい一作であると感じました。密偵を送ってまでも隣国の様子を知りたがる王の正体に驚かされたと共に、納得させられました。 ロバの耳になってしまった王と、猫になってしまった自分との違い。彼はそれに気が付かぬまま、隣国の顛末を知る事になる。隣国の王の揚げ足を取れるのではないかとほくそ笑んでいた彼にとっては、当然の結果といえよう。ロバの耳の王にの顛末に、彼が学ぶものがあればよいのですが。 猫の王の哀愁もどこか感じられる、教訓的な一作でした。
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