みつなつ

後半、ページを進める手が止まりませんでした
導入からずっと忌み子としてのあまりに過酷な境遇に、読んでいて辛くて辛くて……でも、途中から女の意図がずっと気になってどんどん惹き込まれていきました。 決して優しくはないし理不尽に見えつつも、結果的には忌み子にとって強く逞しく生きる術を身に着けることができていて、忌み子を成長させようとしているのだろうと予想しつつも、何故?という疑問がずっとありました。 その理由が明かされたシーンでは、全てをストンと納得してしまい、不器用な女の溢れんばかりの愛に心が震えました。 6ページめの「忌み子が問うた。女が答えた」が畳みかけるように連続するくだりは、その場の空気がどんどん張りつめていくような緊張感が高まっていくような感覚に襲われて、読んでいてゾクゾクしました(いい意味で!) とっても素敵な作品でした。 TwitterのRT企画へのご応募ありがとうございました!

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