導入からずっと忌み子としてのあまりに過酷な境遇に、読んでいて辛くて辛くて……でも、途中から女の意図がずっと気になってどんどん惹き込まれていきました。 決して優しくはないし理不尽に見えつつも、結果的には

女は主人公に思うところがありそうなのは感じ取れましたが最後でそういうことかぁと。 厳しくしてたのは捨てられたから敢えてそうしたのかとか生きる力をつけさせる為になのかとか最後の辺りで思いました。 短編で

硬質な文章でありながら乱歩のような怪奇幻想世界に楽しませてもらいました。 現在連載されてる作品「男と女と少年兵」にも通ずるテーマであり作者のこだわりが垣間見えます。 強く生きてもらうために厳しく育

　語らない愛の切なさみたいなものがありますね。