【コメント】百聞は一見にしかず。まずは読んでください。

君の心（こえ）が聞きたくて

百聞は一見にしかず。まずは読んでください。

　直木賞よりは芥川賞だな。拝読を始めた最初の　最初のイメージは、漱石か太宰の世界に入り込んだ感じでした。　でも、決して難解なお話でも古臭いお話でも有りません。まさに今を生きるお話です。さまざまな困難に見舞われるストーリーを、力強い文章がグイグイ引っ張っていきます。ある時はどん底に沈み、ある時は希望に燃え、悲嬉交々の二人の先が気になって、なかなか画面が閉じられません。　百聞は一見にしかず。この拙い感想に惑わされる事無く、頁を開く事をお勧め致します。