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旅行をしているような気分にさせてくれる大人っぽい作風
文章が抜群にうまいと思いました。リズムが良く描写も上手で語彙もとても豊富です。 作品としては大人っぽく落ち着いた作風です。それほど派手な展開ではなく落ち着いた雰囲気ですが、とにかく文章が上手いのですらすらと頭に入ってきます。文字通り、一気に読めてしまう作品です。 軽井沢のリアルな描写もすごいと思いました。現地に行ったことがあってもあれほど綺麗に描写することは難しいのではないかと思わされました。 路雄が使う人格を再現する魔術、そしてリムセの師匠筋にあたる四季、彼らがこの先どのように交わって何が起こっていくのか、大変楽しみです。
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丁寧な感想を寄せていただきありがとうございます。 軽井沢は堀辰雄の作品で描かれるように、屋根のない病院と呼ばれる保養地の側面もあります。傷や病を癒す魔術という発想は、軽井沢を舞台にすると決めた時に生まれたものです。 リムセと四季の関係は師弟というより親友同士として描いたつもりでした。他に出てきた魔術師たちの中でも、彼女らの関係が最も書いていて楽しかったです。 最後に、以前いただいた質問への回答です。稀覯本は『きこうぼん』と読みます。一般にはあまり流通していない本を指します。 この作品はまだ続きます。最後まで読んでいただければ幸いです。注目していただき、ありがとうございました。
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返信をいただいてありがとうございます。 軽井沢というと、リゾート地や避暑地の代名詞としてしか知らなかったので勉強になりました。 稀覯本(きこうぼん)と読むのですね。こちらについても教えていただきありがとうございました。YUKIMUさんは語彙も表現方法も豊富で、作品を拝見していて学ぶ点が非常に多かったです。 続きを楽しみにしております。
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