↓続き。 小説の本当の面白さが分かります!
↓下記投稿の続きです。 * 一方、小説指南だけでなく、キャラクター文芸としても萌える作品です♡ 私のお気に入りは、桜でんぶ色の髪のあんなさん。彼女も啓裕と同じく著述兵で、控えめで可憐なヒロイン。そのくせ、文筆力は剛腕――旧ソビエトが続いている架空のロシアを舞台に、言葉を巧みに操った小説を書き上げます。勿論、これも蜜原みな子さんの小説でもあります。これはもう脱帽、むしろ私がみな子さんを「チューター!」と呼んで鞭を振って欲しいくらいです(笑) そんなあんなさんと啓裕さんの恋の行方も見逃せません……♡ 萌え、という意味では啓裕の小説も外せません。敢えて詳しい説明は省きますが、人外少女達の集まる学園小説はキャラクターが豊富なこと! ある行事を巡るファンタジー小説のクライマックスは、キャラ文芸でありながら古典文学、SF名作を想わせて、小説好きにはそこにも萌♡ そもそも胡桃島の名前も澁澤龍彦先生の著作タイトル、『胡桃の中の世界』を彷彿とさせられます(※推測のため、誤っていたら申し訳ありません💦) スタンリー・キューブリック監督作『フルメタル・ジャケット』からインスパイアされた軍事施設に、創作訓練を当てはめてしまうのも映画好きならニヤリ。 ここまで、迸る『SOL』愛をたらたらと垂れ流してしまいましたが(鳩間チューターに叱られろw)、私がこの小説を推したい理由は単純です。 テクストを編む芸術としての「小説」の面白さと出会うことで、知の愉しみが日本に蔓延して欲しい――ひいては、国力強化に繋がる源動力として、日本中でもっと小説が愛されて欲しいからです。 「エクリチュール? 芸術文学? 何ほれ美味しいの?」と動画切り抜きに席巻されるのではなく(今やアニメ、漫画も太刀打ち出来ない有様)、言葉を紡ぐ面白さを次世代に残すことができれば、きっと22世紀の日本は衰退することは無いでしょう。『SOL』のような亜文盲世界ではなく……。 エラソーに書きましたが、私も小説の何たるかを学び始めたばかり。分析と語彙力不足でレビューの拙さが悔しいほど!(;_;) 作品に没頭し、引き続き小説の海で泳ぎ続けようと思います。 いつか、鳩間チューターの指導が受けられる日を夢見て! 追記 僭越ながら、扉絵の鳩間チューターイラストを担当させて頂きました。この場を借りて蜜原みな子さんに御礼申し上げます!
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 あんなさん、書くものがガチですよね、旧ソヴィエト連邦が続いている露国の……あれなんというのか……報復というかなんというか……💦    >>人外少女達の集まる学園小説はキャラクターが豊富なこと!    これね! 本当にここに注目してくださって嬉しいかぎりです(あんなさんの描くあの世界も!)! 今までは人外枠のある聖パルーシア学園の名前はでてきても、『SOL』内の『All The Things You Are』みたいに、学園内にスポットを当てたものは書いていなかったんですよね。    ちなみに、澁澤先生(『胡桃の中の世界』)、沙翁(『ハムレット』)から取ってきました>胡桃島  本当に

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