佐々木経久

リアルな表現のサスペンス異能ゾンビ作品
 手がクロスされた変死体から物語は始まります。犯人を追う描写には緊迫感のあり、徐々に犯人像が明らかになっていく過程は王道のサスペンスものかと思いました。  しかし突如場面は切り替わり、デットと呼ばれる集団と戦うために主人公は謎の組織「ノアの箱舟」によって身体改造を施され、半吸血鬼にされてしまいます。  ここからのシーンが怒涛のテンポの良さで、かなり読み進めました。  戦闘シーン、感情描写などのシーンの入り変わりがすごく、キャラの見せ方もとてもうまいです。改造を施された主人公が「ノアの箱舟」の一員となり段々と仲間意識が芽生えていく過程も素敵でした。  もしこれに絵がついたら、ものすごく迫力のあるダーク作品になっていたと思います。  サスペンス・アクション・ダークファンタジー・バトルなどの色々な要素がありながらも物語の軸はデットの討伐という目的に統一されています。  面白く世界観もしっかり作られている作品なのでもっと評価されるべきだと思いました。  長編作品はモチベーションの維持や世界観の構築が難しいですがお互い頑張っていきましょう!
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佐々木 和久様 感想ありがとうございます! とても嬉しいです(´;ω;`)!! モチベーションあがりました! ありがとうございました!!

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