群青党支持者

なんだかもう、ぜんぶまとめて好き。
キャラクターからストーリー展開、構成、そしてラストの一文に至るまで全部好きです。 スミちゃんがかつて兄だった鬼を燃やすシーンは、ぞっとしました。まさに彼女の言う通り、彼女自身が鬼、死者なのだと感じました。それでも、結局は完全に兄のことを恨んでいないようで良かった。  兄への償い、己の犯した大罪の贖罪と自戒の意味をこめて、仕事の前に自分の口に紅を引く彼女の姿に、心を打たれました。 どうか、全員幸せになってほしい。スミもお兄さんもお父さんもお母さんも、過去の因縁なぞすべて忘れて、幸せに暮らしてほしいです。そんなことが決して無いからこそ、この物語は素晴らしいのでしょうが。 重々しい雰囲気の中に見える、鮮やかな美しさ。 どこぞのネット上でみかけた、「鬱くしい」(鬱々しいと美しいを合体させた語。鬱々しくも美しい作品につけられるタグ)という言葉がよく似合うだろうと思います。 素敵なお話をありがとうございました。楽しく読ませていただきました。
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感想ありがとうございます。こういう感じの話は自分の中でも書きやすく好きなので、お褒め頂いて嬉しいです。 重厚な雰囲気を目指したのでそれを汲んで頂いたことも嬉しかったです、ありがとうございます。
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