【コメント】あったかもしれない未来を描く物語

天使の國

あったかもしれない未来を描く物語

　天使なる存在に支配された、滅んだ人間の世界、という一見我々の世界とは掛け離れた世界観の物語……だが、これは「現代」ファンタジー。読み進めていくと、要所ではっとさせられる。　「我々の選択によっては、こういう未来も有り得たんじゃないのか」と。　いってしまえば「世界を破壊する」為に動いている月の代行者と行動を共にする主人公の少女が、最後にどのような選択を取るのか。続きが楽しみな作品だ。

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