淡くて苦い
 残像のように記憶に残っていた淡い初恋を、ある夏の日に思い出す主人公のモノローグ。  記憶に刻まれた強烈な苦味は、甘さと脆さを思い出させる扉の鍵なのでしょうか。成長とともに矛盾と葛藤と逡巡が純粋の邪魔をして、恋心をも苦味に変えそうな不安定。そんな悶えるような切ない読後感を貰えたのは、やはり幼き日の回想部分が自然な煌びやかさで優しい描写で表現されていたからだと思いました。  綺麗で苦くて切ない。  んー、これは好きなやつです。  面白かったです! ありがとございました!
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トコさん、素敵すぎるレビューありがとうございます! 思春期ならではの苦さや甘酸っぱさ、葛藤をうまく描けていたようで、作者としてもほっとしています。 情景や心理描写にも気を使ったので、お褒めいただけて嬉しいです! こちらこそ、ありがとうございました!
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