笹乃

秀逸ですね(*^^*)
穏やかなる死後の世界を垣間見るのかなと思っていたら! 生前のミヨがとても慕われていたと、全ての空気から感じられていたので移りゆく気配がとても楽しめました。 歯切れのよい語りとテンポ展開! 表題の言葉がとうとう出てしまった 『悪霊になりたい』には、「あ〜あ〜」とニヤつきながら残念がりました。 巧みに仕掛けられた罠が楽しいです。そっちに行くこともなかったはずが…と、他人の余分が上乗せ上乗せで本体に強い意思が宿る!この面白さは周回しても維持できますし、さらに面白さが増します。 ブローカーというキャラの登場も、あっち側の彩りとなり、むしろ旅先案内人のように運んでくれた気がします。 終始シュールなブローカーは、幾億ものソレらを見てきたのでしょうね。 彼の捨て台詞がまた、作品の面白さと不安定さをピシャリと締めてくれたようで、お見事!と読了しました。 ぜひ、休み休みではなく、一気読みにて堪能してくださいませ。 狗夜ワールドに浸れますよ💕

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