二転三転した末に
 すごい小説に出会ってしまったなあ。  ファンタジーの風味色濃く、どこか伝承や民話の匂いもある世界観ですが、中盤以降に感じるホラー要素にぶるっと身震いしてしまう二転三転のサスペンス小説だと思いました。  こういう表現の方法を用いた小説は初めてかもしれません。それぞれの登場人物の持つ信念を滲み浮かせるような「語り」はどこか不気味で、本当に騙されているのは誰なのか、何なのか、と追っていく思考がちょっと狂っていくような感覚がありました。  結局騙されるのは、読者だということですね。  とても面白かったです。  ありがとうございました。
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トコダさん、レビューをくださりありがとうございます!面白かったと仰っていただけて、大変嬉しいです!☺️
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