【コメント】不器用であたたかい恋 - 小説投稿エブリスタ

騙された迷い猫と不器用な飼い主

不器用であたたかい恋

「迷い猫を拾ったら」の優海くんの兄である海斗くんのお話。なかなか上手くいかないけど夢を諦めないで頑張る海斗くんと強面だけど気持ちを言葉にするのが苦手で不器用な徹さん。大人と子供のようだし全然タイプの違う二人。不器用ながらも伝えようとする真面目な部分もすごくいい。伝えることを諦めてしまった過去。そんなとこに孤独を感じました。海斗くんと出会ったことで離したくない、大切にしたいという感情が生まれたように思いました。誠実で真摯な言動、ちょっぴり可愛い部分、寡黙なようでとても魅力的な人です。一方、海斗くんはお兄ちゃんらしさと可愛らしさを兼ね備えている感じでした。弟と二人、逞しく生きてきたためずっと頑張り守り続けてきたのかな。徹さんという大人の男性に出会い甘えるということを知ったように思いました。可愛くて優しくてキュンキュンしますがそれだけではなくそれぞれの恋は家族愛にも通ずるものなのかもしれない。じんわり心あたたかくなる作品でした。

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たろまろ／「八月三日」書籍化 2023/3/27 0:27

yu─chiさん素敵なレビューをありがとうございました！一見、不釣り合いに見える徹さんと海斗の物語を楽しんでいただけて良かったです！徹さんは本当に不器用で、こんなんで海斗に振り向いてもらえるのかな？と作者が心配するくらい恋愛テクニックに関してはポンコツでした。徹さんは寡黙だけれど頭の中ではきっと多弁で、でも口に出す言葉は少なくて。相手の欲しい言葉を伝えることもなかなかできない。真っ直ぐで、駆け引きなど知らなくて、喜怒哀楽が激しい海斗でなければ成り立たなかったと思います笑さらに言えば、お兄ちゃんとして優海を守るため、借りぐらしの生活の中で察する能力も磨かれていたのでしょう。ポンコツ

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