西 東

静けさを味わう。
物語全体に静かな雰囲気と切なさが詰め込まれているなと感じられました。 線香花火が、一つ、また一つと火がつけられ燃え尽きていく度に静寂と緊張感も増して行く様です。 エピソードが丁寧に語られ、またその度に見せられる行動が優しさを覚えさせられるから、もしかしたらとの期待を読者としても持ってしまいますね。 約束を守っての季節外れに行われた花火は、暗闇の深さよりも想いの深さを感じさせて、そしてまた語れないから静かさも深まって行く様です。 小さく爆ぜる線香花火の音が聞こえて来るみたいでした。
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レビューありがとうございます。 やっぱり恋愛ものは悲恋しか書けないですね。ハッピーエンドはなかなかうまく書けないから、いつもバッドエンドというか悲しい終わり方になってしまいます。 本当はもうちょっと仕掛けみたいなものも作りたかったけど、うまくできませんでした。次頑張ります。 次のお題はなかなか思いつかなくて難しいんですけど、またなんか考えてみます。ありがとうございました。
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喰ウ寝ルさんへ お早うございます。 コメント有り難うございます。 冬の花火の情景が美しくも切なかったです。 恋愛は過程を書くのさえ私は難しいので、きちんと読み手の心に訴える何らかの感情を残して書ききれるのは素晴らしいと思いますよ。 次のお題は、虫嫌いな子に「桜は花は綺麗だけど葉桜になると毛虫が大量発生するから嫌いだ」と言われたのを真っ先に思い出しましたよ。( ̄▽ ̄;) 日本だと受験の合格を「サクラサク」で表現したりしますが、別れの季節に咲く花ともとらえられますよね。 次も楽しみにしています。

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