ともなり

超・妄想コンテスト『静けさの中で』裏会場👑銅賞受賞作品
午後のまどろむ様な時間、少女の声に耳を傾ける少年のお話。和歌を上手く使いつつ、退屈な午後のまどろむ授業中ひときわ涼風の様に存在感をあらわす彼女への思いがきゅんきゅん伝わって来る前半。そして夕暮れ時に訪れるドキリとする展開。どちらも和歌のように艶やかで婉曲的かつ余韻を持たせるもので、非常に短いながらもこの作品丸ごとで日本の文学は良いものだなと思わせる作品でした。

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