ボスコベル

現実との絶妙の被膜感
 誰からも何ひとつ欠けているところはなく映る尊。  若々しく有能で、尊に勝るとも劣らない薫。  そんな二人が相思相愛なら何もかもうまく行くはずが、 大人同士の恋愛はそう易々とゆくばかりではなく。  「会えない時間が愛、育てるのさ」  という昭和の名作詞家さんのフレーズが 思い浮かびます。  甘いだけではなく、 苦みがこめられた二人の心理の掘り下げ。  そして何より、共に公務員であるという設定。  これが絡まり合って、 現実と夢の絶妙な距離感が生まれていると 思います。  夢だけではない。  でも生々し過ぎもしない。  結果、まるで本当にそこに居るかのような二人、 そして周囲の人々というような 「リアル」が残されます。  街中を車で走っている時、 白いワイシャツにモノトーン系でまとめたような、 しゅっとした勤め人の男性をオフィス街で 見掛けると、  「おっ」  と、思い、 必ず、二人を連想してしまいます。    今後もシリーズを楽しみにしています!  日向の幸せも願わずにいられない。  でもその前に十分、 悩ましくも過ごしてほしい。  (苦悩あってこその幸せ→日向、すまぬ)  例の悪役令嬢(笑) 好きなキャラクターです。  また登場しないかなあ(*´ω`*)    
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ボスコベルさん🌸 嬉しい感想をありがとうございます…!!✨✨ 尊という人物と向き合っていると、周りからの評価だけでは幸せになれない、結局は自分がどうしたいのか、どうありたいのか、自分らしく生きることの難しさを、彼と一緒に考えていたように思います。 この先も、2人で互いを補完し合いながら、穏やかな時間を過ごしてくれたらいいなと願いつつ、そんな2人を最後まで見守ってくださり、本当にありがとうございました…!! 日向にも幸せになってほしいけど、まだまだ先のことになりそうです( ;∀;)
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