西 東

勝てない相手にどう勝つか。
何度も挑んでは死にかけるコスナーに痛々しいと思う読者は多いんじゃないかとは考えるのですが、ほのぼのした場面も挟まれるのでその都度一緒に(精神的にですが)回復していた気分です。 原案を元に書かれているそうですが、キャラクターが各々個性的に生き生きと描写されていて、途中このキャラだとと予想した行動が取られた時には笑いました。(洞窟&お酒の場面です) どう足掻いても勝てないスキル持ち相手に何度も策を練っては挑み、絶望的敗北の状態になってからのどんでん返しには驚くと共に爽快感を覚えましたね。 悪役が最後の最後まで悪役であった事も、どこかしら善意ばかりではない部分も各キャラクターにあった事も、生き生きとした描写に繋がっているのでしょうね。 最後に、ケートは可愛いと思います。
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感想、ありがとうございます。 今回はストーリーやキャラクター設定には関与していません。 文章の表現だけです。 なので、究極のことを言えば、小説の出来不出来は、文章の良し悪しではなく、その前段階のストーリーや設定でほぼ決まってしまうのではないでしょうか。 台詞や仕草などがそのキャラを形作っていくので、そこがブレてしまうと、途端に違和感が発生します。 どれだけそのキャラに寄り添えるか、もっと言えば、どれだけそのキャラを「知っている」かにかかっているのではないかと、今回の小説で気づくことができました。 また本作の場合は、キャラの魅力は、盛りだくさんの挿絵によってかなり助けられているでしょう。 悪
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赤羽道夫さんへ 今晩は、コメント有り難うございます。 キャラクター・シートとかキチンと書いておくと長編や短編連作では活躍するのでしょうね。 挿絵が可愛らしく感じる絵柄で、キャラの区別がつきやすくて良かったです。(線の太い絵柄の方が好みなのもあるのですけど)
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