朱村びすりん

戦争によって生み出された吸血鬼たちの悲劇の物語
完結お疲れさまでした! おまけまで全話読了させていただきました。 今回もとても考えさせられるお話でした……! 戦争によって生み出された兵器、吸血鬼たちの悲劇の物語でした。  人権によって生かされているが、幼い頃から受ける惨い教育によって怯えながら暮らしていく吸血鬼たちの境遇に、何度も胸が苦しくなりました。 国内に僅かしかいない吸血鬼である陽向と詩織は、優しくて勇敢で頭のいい翔太に出会えたことで、この先の人生が少しでも豊かになればいいな、と思います。 詩織のしたことは決して許されることではないけれど、罪を償ったのち本当に太陽の下に行けたらいいな、と願います。 本編では結ばれなかった陽向も……どうか幸せな人生を歩んでくれー!! 五味はとにかく最低な奴でかなり胸くそでしたよ!笑 こんな悲劇が二度と繰り返されませんように。 実際、現代でも戦争は起こっておりますが、世界の平和を改めて願いたいと思わせてくれるような作品でした。 最後まで読ませていただき心より感謝申し上げます。
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感想やページコメントをいただき、ありがとうございます! 実は、三角関係的な恋愛モノを見るたびに、「どうせ主人公とメインヒロインがくっつくんだろ」と考えてしまう自分がいて、そこから「おまけ2」で書いたような物語の発想にいたったんですが。 当初は、ここまで重い話になるとは思っていなかったんです(笑) ただ、物語の背景を立ち上げ、人物ひとりひとりを「生きている状態」にしたときに、やっぱり、抱えている気持ちの大きさや痛みの深さに重点が傾いて。 結局、割と重めな話になってしまいました。 特に吸血鬼本人達や飯田先生みたいな職務で吸血鬼に関わらざるを得なかった人達の闇は深いなぁ、と。 とはいえ

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