東条風花

こんにちは。 『PRAY』最終作も多分折り返しを過ぎたところかな、という感じですので、少し書いてみたくなりました。最新作のネタバレは出来る限り避けますので、お暇な方お付き合いください。 本シリーズですが、わたしは元々短編で考えていました。頭にあったのは『Ⅰ』と『Ⅱ』……それと『IV』の範囲ですかね。その間に『Ⅲ』を挟んだのは、前二作を書いてみてタツキさんのことが気になったせいだったんですが、この人がまたあれよあれよという間に未開の地を切り開き……気付けばこんな長編になってしまったんです。極端な話、彼がいなければここまでの騒ぎにはなっていませんでした。 その彼が『Ⅷ』本編の事態になることは、『IV』か『Ⅴ』の執筆辺りで浮かんできまして、作者もしばらく受け入れられなかったのが正直なところです。浮かんでしまってから一年くらい、ちょっと精神を病んだほど。違うよね、とわたしが彼に問い詰めていました。違わないと返され続けて、結局あの事態になりました。 わたしは正直、この展開にするのは怖かったです。怖かったし、納得も出来なかった。彼に向かって、ふざけるなと心のどこかで叫んでいました。なので、ああなった後もきちんとついてきてくださった読者様方にはとても助けられました。いつもありがとうございます。 彼は相変わらず、わたしにも全ての手札は見せてくれません。作者すら混乱に陥れる生粋のエンターテイナーです。ですが、時間がかかっても、彼のやりたいことを汲み取って何とか完結させます。頑張ります。今しばらくお付き合いください。

この投稿に対するコメントはありません