小蔦瑠璃

映画『君たちはどう生きるか』を観てきました。 正直自分にはちょっと難解だったかなあ。 ですが友人には何かがぶっ刺さったみたいです。 あとで怒涛のような長文の感想が送られてきました。 話が変わります。 このごろ私はビッ〇モーターの不正事件から目が離せません。 昨年の夏から秋にかけて中古車を買おうと思い立ちグーネッ〇とカーセン〇ーを見まくってたんです。近所のビッ〇モーターやガリ〇ーやアッ〇ルなどを見て回り、メーカー認定中古車も見て地元の小さな車屋さんにも足を運びました。 SNSや掲示板でいろんな中古販売の業者の評判も調べまくって、ビッ〇モーターはなかなかヤバいのではないだろうかと思ってたところだったんです。(ほかにもガチでヤバいと思われる中古車屋さんは複数ありました。これ水没車では?というのをヘーキで売ると評判のお店とか──ここでは社名は出せませんが) ビッ〇の従業員が不正に手を染めていたのには原因があります。 幹部から店舗へ向けて、不正でも行わなければまず達成できないレベルの厳し過ぎるノルマが課せられていたようです。 しかも達成できなければ詰められる。降格される。罰金まで設定されていたケースもあったとか。 ですが、もしも新卒で入った会社がこういうブラック企業なら、社会というものはこんなもんだと勘違いしてしまう人がいるかもなあ、と思うわけで。 ウェブ上でいろんな人のコメントを拾うのですが「被害者面してるけど末端社員も同罪」なんて、ごく無邪気に糾弾してる。 その人たちには自分が同じ立場に立たされたらなんて想像もできないのかもしれません。 でもね、何度も転職して複数の会社の内情を知っている人なんて、社会の全体数からしたらまだまだ少ないじゃないですか。 縁があって飛び込んだ世界がすべてだと思っている人は意外と多いんです。 だから私は思います。もしも似たようなブラック体質の会社に就職してしまい、社内で似たような理不尽な目に遭いながら、世の中ってそういうものだと思って不正や騙しに手を染めている人がいたら、今回のことがきっかけで、自分は毒されておかしくなってるだけだって気づくことができればいいなって。 その場所を飛び出すきっかけになったらと。 犯罪に手を染めてまでノルマをこなさなくても夜中まで詰められて罵倒されない会社──普通に幾らでもあると思うのですが。
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