昭島瑛子

創作に悩む多くの人に読んでほしい傑作
創作をしている人は多かれ少なかれ似たような悩みに出会うと思います。 自作をもっと多くの人に読んでほしい。認められたい。受賞したい。書籍化したい。 結果を出している他人が羨ましい。もっと人気の出る作風にしなければいけないのではないか。 もう無理だ。苦しい。やめてしまいたい。 そういった創作者のありとあらゆる悩みが詰まっているのが『拙作くん』だと思います。創作に悩んだ経験のある人ならさまざまな場面で共感できるのではないでしょうか。 こちらの作品は短編版が先に公開されていることは知っていましたが私は未読で、今回長編版から拝読しました。 長編を読み終えてから改めて短編版を読みましたが、改稿の素晴らしさに唸りました。 短編を長編にするのはこうして世界を広げて深く掘り下げていくのか。 そしてこんなにも素晴らしい作品に昇華するのか、と書き手目線で感動しました。 短編版を読まれて長編版が未読の方にはぜひ長編版を読んでいただきたいと思います。 多くの方に拙作くんの本当の名前を知ってほしいし、その瞬間震えてほしいです。
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昭島 様 この度は大変素敵な感想を頂きまして、ありがとうございました。 短編版も読んで頂き、そこからの進化にも気づいて頂けて、冥利に尽きます。 当初、短編版はイベント参加用の作品で、どこか間に合わせになってしまった部分や、掘り下げきれていない設定が多く、長編にするためのベースでしかありませんでした。 特に「拙作くん」の名前は、短編の時点では決まっていなかったのですが、長編を通して拙作くんたちと時間を過ごすうちに、彼に相応しいタイトルを見つけることができたかなと思っております。 下手の横好きではありますが、長く続けてきた創作活動に対する一つの答えになるような一作にしようと、特に力を入れた作
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短編から長編への進化は本当にすごいと思いました。 冒頭のイマジナリーフレンドとアバターの違いの説明で引き込まれましたし、綴と頼斗の関係性、頼斗のアバターである匠もかつて幼かったこと、加藤木の存在など、こんなにも多くの要素が増えているのにバラバラにならず深められるものなのかと思いました。 こちらこそ、素敵な作品を読ませていただきありがとうございました!
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