フクロウ

相手を思いやる丁寧な描写
第三章まで読ませていただきました。 一つひとつ心情が響いてくるような丁寧な描写に心の奥が動かされる素敵な作品だなと思いました。 大正時代を背景にして、『桜病』を巡る看護婦(今は看護師)の葛藤や苦悩を描いた作品です。 使命感も強く真っ直ぐな主人公。しかし、真っ直ぐであるがゆえに看護することになった患者と一つの衝突が生まれてしまいます。 そこからの、患者という色眼鏡ではなく一人の人間として見ようという真摯な姿勢、そして行動力に感銘を受けました。 全体を通して柔らかな文体も、作品の雰囲気が感じられて好きです。 これから先、まだまだ続いていると思うので読み進めていくのが楽しみです。 素敵な作品をありがとうございました。
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フクロウ様    丁寧なレビューありがとうございます。  自分の作品にお言葉をいただけることがこんなに嬉しいとは。喜びの余韻に放心して幸せを噛み締めておりました。  看護婦についての表現もご理解いただけているようで、ありがとうございます。今は看護師ですが、時代を踏まえまして、あえてそちらで書かせていただいております。  また、人物の心理描写にも苦労しましたので、汲み取っていただき光栄です。  今後ともお楽しみいただける物語をご提供できるよう励みたいと思います。  ほんとうにありがとうございました。
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