田鶴

一癖ある登場人物と二転三転するストーリーで最後まで飽きさせない
前半は、大介の不倫相手の正体について誰が嘘をついているか中々わからず、続きをどんどん読まずにいられなくなりました。後半も、大介と麻衣の復讐の応酬で麻衣にさっさと復讐させず、いつざまぁがあるのか、いやそもそもざまぁがあるのかと、ハラハラドキドキしました。でも最後まで読むと、ちゃんとスッキリできて読者をもやもやさせません。 こういう不倫話だと、ヒロインがチート能力を発揮してすぐに復讐できる賢いスーパーウーマンがよくありがちなのですが、麻衣は出来るビジネスウーマンなのに何度も騙されてどん底に落とされる弱い存在で、読んでて飽きさせません。大介は、最初はイクメンでいい夫、父だったのに自己愛、自己中の性格が露わになってどんどん捻じ曲がっていってどこまで嫌な人間になるのかこちらも見物でした。
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田鶴さん、素敵な感想ありがとうございます。なかなかの問題作となってしまいましたが、そのように言って頂き、書き上げた甲斐がありました。
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