鈍色の虹
僕が映画監督なら そんなタイトルを考えるかもしれない 一筋縄に編み上げることは難しい人間の心 誰もが本当に必要なゴミのように萎えた藁を どこかに落ちていないか 天から降って来ないかと こっそり探しているんだ 金や愛情で補えるもので すべてが満たされないからこそ 人間は人間であり 人間らしい人間となる ゴミのような藁の隙間に 天国の香りが潜んでいたりするんだよ 鈍色の虹の光に包まれて芽吹く 雑草の戯言です
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西さま  最愛の子どもと永遠に別れたのち、思い出せない写真などもない…というのは恐ろしいことだと思い、お話を思いつきました。 とても美しい素敵な感想をありがとうございます! 嬉しいなぁ…
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