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忠勝伝１０巻《槍天の章》
t@ke
2023/10/30 11:09
心に沁み込む敗者の生き様
明智光秀、真柄直隆、山県昌景、武田勝頼 徳川信康、服部半蔵、本多正信、鳥居強右衛門 ……… こうやって名前を書くだけでも、様々な思いが甦ります。 作者の敗者に対する愛情がとにかく強く優しく深い ………だからこそ無傷で勝ち続けた漢を、より強く優しく深い男に描き切ることが出来たのだと感じました。 人間の強さ、弱さと真摯に向き合い描き切った忠勝伝。この作品と真っ向から向き合える読者が、今の時代どれだけいるのか分からないけど、多くの人に読んで欲しいと心底思う最高傑作です。
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達也
2023/10/30 12:20
めっちゃ幸せや！ こんなに素敵な感想を頂けるなんて、感無量です。一番最初、僕が本多忠勝に惹かれたのは、殺した敵を弔ってやりたいとの想いから肩に大数珠をかけていた、というエピソードからなんです。長篠の戦いの最中、「武田の見事な男たちが次々と死んでしまう。我が心がいくさ場で躍る事はもう二度とあるまい」と寂しそうに言ったというエピソードもお気に入りです。t@keさんが読み取ってくださった通り、ただ強いだけではなく、本多忠勝はどこまでも優しいんです。だから僕は彼に引き込まれました。忠勝ロスが結構ひどくて、中々気持ちが上がってきませんでしたが、このレビューを頂いた事をきっかけとし、次の魂の語り合いを僕は
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