忠勝伝10巻《槍天の章》

「死にともな。嗚呼死にともな、死にともな。深きご恩の君を想えば」

達也

5時間10分 (185,881文字)
忠勝伝、最終巻でございます。

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あらすじ

 朝鮮から豊臣軍が撤兵した後、加藤清正ら武断派が石田三成の大坂屋敷を急襲した。これで両者の対立は更に深刻化していく。石田三成は毛利輝元を、加藤清正は徳川家康をそれぞれの御輿として担ぎ、武力衝突の機運は

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感想・レビュー 3

傑出した武将の軌跡

人の一生を描き切るのは容易な事ではない。まして誰もが知る名将ともなれば尚更である。本作の本多忠勝は重厚で鮮烈な一生を終えた。脇を固めた他の武将や女性達も煌めく個性を存分に発揮しており、戦国時代からその
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全10巻堂々完結!! 時代の終わりとともに武者たちも逝く……

二瀬幸三郎です。 拝読いたしました。 〈忠勝伝〉全10巻完結…… 時は流れ、世情が様々な形で流れる中、無敗を誇りつつも少しずつ老いを実感する忠勝と、ある意味戦う前に戦略という知恵で決してしまい、猛者
ネタバレあり
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心に沁み込む敗者の生き様

明智光秀、真柄直隆、山県昌景、武田勝頼 徳川信康、服部半蔵、本多正信、鳥居強右衛門 ……… こうやって名前を書くだけでも、様々な思いが甦ります。 作者の敗者に対する愛情がとにかく強く優しく深い ………
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