管野アリオ

円熟した大人のピュアなラブストーリー
アラサーまたはアラフォー世代のラブストーリーが多い中、五十代の男女メインのラブストーリーがとても珍しく感じ、タイトルに惹かれて一気に読みました。 私自身、この世代に近い事もあり、読みながら『分かるわぁ……』と呟きながら頷いていた事も多々ありました。 様々な経験を積み重ねてきた年代でもあるアラフィフ世代。原点回帰ではないですが、鎌倉で出会った雪子と俊は、十代の頃のような純粋に人に恋をする事を、互いに望んでいたのでしょう。 雪子と俊が手を繋ぎながら歩くシーンは、凄くほっこりしたし、一緒にいる二人は、初々しさが感じられつつ、濃厚な時間を過ごす二人のシーンは、俊が雪子をリードする所に円熟された大人の色香が漂い……。 途中、元旦那や初代愛人、二代目愛人(というよりも彼女かな?)が登場して、どうなる事かとハラハラしましたが、ちょっとした波乱程度で良かった、と安堵しました。 この世代には、奈落に突き落とされる出来事が精神的にキツいので……。 最後、二人が名実共に夫婦となり、カフェオープン一周年記念でのパーティは、二人が夫婦になった事はもちろん、二人を取り巻く人たちの幸せなシーンも読めて、とても嬉しい気持ちになりました。 恐らく今はもう使われている事がないだろう言葉を、敢えて用いるならば、 雪子と俊は、互いに『あげまん』だったのでしょうね。 このストーリーにも度々登場した、本家の俳優さんと女優さんが主演でドラマ化されないかな?と思うほど、素敵なラブストーリーでした。
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アリオ様 とっても嬉しいコメントをありがとうございますm(__)m タイトルに目を留めて読んで下さったようで嬉しいです。 アリオ様が仰る通り、「円熟した大人のLovestory」を書いてみたくて書き始めました。 ラブストーリーというと、どうしても若い方が主役のものが多いので、 あえて50代をテーマに書いてみました。 この世代には、若い人達にはない魅力がいっぱいあると思います。 酸いも甘いも経験してきたこの年代だからこそ、 深みがあり精神的な余裕もある。 雪子が、普通の人では気づかない萌香の心の内を読み取ったのも、彼女が様々な経験を経て成熟した大人の女性だったからこそ。 そんな世代のピ
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夕月波音様、初めまして。 お忙しい中の返信、ありがとうございます! 自分自身も、雪子と俊の世代に近いせいか、読書している時の感情移入が凄かったです。 ストーリーに登場する俳優さんと女優さんの本家の方々は、私が若かりし頃に、年中ドラマに出ていましたし、『懐かしいなぁ……』と思いながら文字を追っていました。 沢山の人生の経験値を上げてきたからこそ、二人の恋がキラキラと輝き、年輪を重ねながら充実した人生を送っていくイメージが、ありありと浮かんできました。 『雪子と俊の素敵な年齢の重ね方に憧れを抱きつつ、自分も楽しく日々を過ごせるようになりたい』 と、この小説を読みながら目標のようなものができました
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