もっと深くまで
良かった ①キャラ個性  かなりしっかりしています。おしゃべりで甘えん坊、めんどくさがりの不器用、といった感じで、四人の登場人物がどんな人か、読んでてすぐ理解できました。個性は手助けサイトがある程には皆苦しんでます。本作はキャラ同士の個性が似通うこともなく、非常にセンスを感じました ②錯覚する視点  久しぶりに読みました。視点の変更、ページの変更と同時に起きているので当初混乱しましたが、振り返って読んでみると「ああそういうことか! 」となり面白かったです。 気になった ①個性の伝え方  もったいないな、と。特に虹は『非常にプライドの高い』『女を口説けば百発百中』など、個性をそのまま付箋で貼るかのように健太に言わせています。セリフやしぐさ、心情などからにじませた方が、より小説っぽくなるかと。 ②矛盾?  "変貌に気づかなかった" では健太が虹のプライドや凶行を、予見できたのはなぜでしょう? 虹の不可解な行動を電話内でさせてみると、アレ?と健太が気づく不自然さが減るのではないのでしょうか ③描写が少ない  特に容姿。虹がイケメンということ以外 情報0です。会話とそれに対しての心情が大半で、表情、しぐさ、態度、行動が見えませんでした。 まとめ  二人の "佐藤" と "吉森" による、公園での一幕。短い文章の中で確かに光る個性が見え、非常に印象深い作品に仕上がっていました。トリックも上手だと思います。  とにかく描写が少なすぎます。虹しか解らないと書きましたが、彼も不足気味です。顔がどう良いのか、なぜモテるのか、ソレがありませんでした。  真夏の公園でベンチで話す女とソレをけだるげに聞く男、二人を震えながら見るもう一人、ナイフで女を狙う好男子。ここまでです。性格こそ見えれどそれ以外不明です。ギャルか、黒髪少女か、スポーツ得意そうな坊主頭か。作者様、私、他の読者、浮かべる人物すべての見た目やしぐさが一つも合いません。由々しき事態です  "読者にうまく伝わるか" 問題はここにあると思います。容姿、顔、声、態度。もっと共有しましょう。キャラを創造する能力は非常に才能を感じましたので、後は頭のイメージを卸す。それだけです。それだけであなたのセンスに富む世界を、まんべんなく読者に、世界に伝えられると思います。  以上です。読ませて頂いてありがとうございました。
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詳細なお言葉ありがとうございます!やはり、自分以外の方が読んで感じたことをお聞きするのは、ためになりますね。指摘していただいたことのどれもが、グサグサと刺さりました(いい意味で)。 確かに、今回はトリックの都合があるとは言え、私の作品には描写というものが少ないようです。読者の方に伝える、共有する。このことをもっとしっかり意識して、これからも書いていこうと思います。 貴重なご意見ありがとうございました。
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こちらこそありがとうございます。何かお力になれたなら幸いです
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