西 東

複雑さと単純さと。
神様は意地悪だと口にしてしまうのは、人がつい願いを上乗せしたり良いとこ取りの欲張りだからかも知れませんね。 フライヤーと言う空を飛ぶ事が出来る世界観意外は、ファンタジー寄りの設定がないのが斬新で、それがかえって恋愛部分のロマンチックさを引き立てていたと感じます。 前半部分でほのめかされたものが後半に入ってから回収されて行くのは、読者として気付けたぶんだけより楽しい拝読の時間となりますね。 個人的には髪型の変化がハッピーエンドを示唆していて良かったと思います。 過去から現在へと繋がる複雑な心理を解きほぐしたのは、裏表のない純粋な想いであり、一途さ故の変わらない願いに神様は待たせると言う意地悪をしたのかなとも考えましたけど。
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レビューありがとうございます。 もうめちゃくちゃ嬉しいです。 空を飛ぶっていう設定で世界を救うみたいな話はもうありきたりかなと思ってたので、なんか普通にしたいなと思ってこんなのを考えました。 「もしも世界が〇〇だったら」というお題のコンテストだったこともあって、一般人が車の免許を取るぐらい普通にしたいなと。 でもいざ考えてみると本当に大変で、神さまのくだりは結構無理矢理当てはめた感じがあってどうなんだろうとは感じてます。もうちょっと必然性を入れるべきだったかな。 屋上から下にあるお店との距離感とか、手元の暗さとか、空を飛んでいる最中の気温とか温度とか、そういう部分をもっとリアルに描いてもよ
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喰ウ寝ルさんへ 今日は、コメント有り難うございます。 ドローンがない代わりに人が自由に空を飛べる世界なのだなくらいの理解で楽しんでいましたよ。 下手に魔法を出してややこしくするよりも作り込んで行くには難しい縛りかも知れませんね。 そのお陰で読書になじみがない人にも分かりやすい世界観になっていたと考えますが。 髪型の変化は良かったと思います。 神様の考えは、ギチギチに作り込んでしまうよりも少々フワッとさせていた方が読み手としては考察する余裕があって個人的には楽しい部分ではないかなと思います。 次も楽しみにしていますよ。

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