物語を超えたリアル
とても烈しいストーリーで、作者ななもりさんの持ち味である激情感が後半はビシビシと突き刺さってきます。ななもりさんの作品はいつも、「絶対にななもりさんにしか書けない作品」なのです。生き様のリアルさが、読む者を圧倒するんですね。気付いた時には飲み込まれていて、剥き出しの刃に容赦無く襲われる。まるで日本海の荒海か、かまいたちに遭ったような読後感で、私はいつも傷だらけ。その傷を舐め舐め、ストーリーを思い返すのです。いやストーリーというか、物語というか……これは果たして物語なのだろうか? いつも烈しいドキュメンタリーを見ているようで、「創作物」ということを忘れるところがななもりさん作品の物凄いところです。絶対に真似できないオリジナリティ。こういうものを持っている方は強い。ブレないんです。これからも応援しています。
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蓮末るかさん お忙しいなか レビューをいただきありがとうございます。 『大嫌いだったクリスマス』では清くんのその後の話しがどうしても書けなかったのですが、 14年前に産まれたばかりだった息子も14歳になりました。 息子が清くんのモデルになった彼が亡くなった年に近づくにつれ、私が書かなければ誰が彼のことを書くんだと考えるようになり、彼の供養のためにもと、短いですが拙いながらも書いてみました。 呟きでも書いたのですが、小6の娘のいじめを認めようとはしない小学校。隠蔽体質は昔からなんだなと。私の中学校時代から全く変わっていません。娘には生きてさえいてくれればそれでいい。辛いときは我慢せず逃げていいん
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そうだったのてすか…。あの激しさは、ノンフィクションゆえなのですね。 どこからが創作なのでしょう…作品のネタバレになるのであまり書けませんが、お葬式でのお姉さんの行動なども実話だったりするのでしょうか(><) いじめは本当に嫌なものです。私も、たくさん経験があります。いじめられることで得た唯一のメリットは、自分は人に優しくしようと強く思うことくらいで、デメリットばかりです。自己肯定感は下がるし、場面緘黙やら対人恐怖にはなるしで。 まして、自死にまで追い詰められた彼の心の傷はどれほど深かったことでしょう…。 孤立する彼にとって、ななもりさんの存在はきっと救いだった。悲しいです。ななもりさんが娘
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